空

 

先日、俺のところにクーパパからこのようなメールが送られてきた。

子犬の体で、一回のゴハンも缶詰小さじ1杯ぐらいをお湯に溶かしてあげてますが、何回も吐いてほとんど、胃に入っていないのかと思います。このままでは確実に栄養不足で餓死してしまう気がします。まだ買って5日、この先どうしようかと今まさに悩んでいます。ペットショップで初めにあの様な説明をされた以上、おそらく返品や交換には応じてくれるとは思いますが、返したらきちんとした対応は期待されず、そのままこの子死んでしまうんじゃないかと思って、だけどこのままなら、生後3ヶ月4ヶ月でも生きるか心配です。色々なHPを見ましたが、完治や改善の報告はあまりなく、他の方は1歳~3歳で発見されているケースが多く、立たせたまま食べさせてその後抱っこして、それでなんとか維持しているような感じに思います。しかしこの1kgにも満たない体で、ほとんど吐いて夜12時にご飯をあげて3時までの間に5回吐いて朝8時の段階でもゴホゴホいってるのをみるととてもじゃないけど、このまま成長するには不安があります。改善、完治の可能性があるのなら正直、この子をずっと育てていきたいですが、半年でお別れになったり3年でもそうですが、その時は今よりも辛い思いをすると思うとどうしていいかのわかりません。今まさに、悩んでいます。どなたかご意見お聞かせ下さい。(一部抜粋

名前はクーちゃん。ミニチュアダックスの女の子で、生後63日にして体重は750g。8月26日にペットショップで運命的な出会いをし、その日から家族になったものの…その時から嘔吐が続いていた。店員の説明では、「食が細いから食べ過ぎるとすぐに吐いてしまう。だからご飯は数回に分けてあげて」と言われたとか。その日から、言われたとおりにご飯をあげるも嘔吐が治まらない…。心配になったクーパパは、3日後の29日に病院に連れて行き、血液検査、X線、バリウム造影などの検査をしてもらった。その結果、「巨大食道症」と診断されたのである。


犬との生活を夢見てペットショップへ足を運び、とても可愛らしいクーちゃんと出会い、さぁこれからというところにこの診断結果…。クーパパとクーママが悩むのも無理はない。が、やはり俺も巨大食道症のティアラの飼い主である。別の飼い主さんのエピソードも交えつつ、話しをさせてもらった。まず、「障害や病気でペットショップに返された子のほとんどは殺処分されているのでないか」ということ。一部のペットショップだけなのかもしれないけど、実際に働いている人から聞いたことがあるし、回転を早くさせなければならない生態業で、障害を負ってしまった犬を一生面倒見るとは考え難い。それならば、一度でも家族になった命…たとえ3ヶ月であろうと5年であろうと愛情を全力で注いでほしい…と伝えた。少し俺の思いを一方的に言いすぎてしまった。もっと他に言い方があっただろうに…。

 

クーちゃんの症状はどうなったかなぁって思いながらメールの送受信をすると、クーママからメールが…。内容はというと、「半年後、3年後、もし死んじゃったらツライ」ということばかり考えていたものの、巨大食道症の子のブログなどを見て「このままペットショップへ返したら、それこそクーが死んでしまう。クーと出会ったのも大切な縁で、死ぬことを考えるんじゃなく家族として1日でも長くクーと一緒にいられるように私たちで育てよう」と決意。それが金曜日のこと。しかし、夜中に呼吸がおかしくなり元気がなくなっていたので病院へ連れて行ったところ、巨大食道症だけでなく、肺炎、そしてお腹に回虫がいることが発覚。そのまま入院させてクーちゃんも精一杯頑張ったけど、2日の朝息を引き取ったそうです。

クーと出会ってから1週間。楽しい思い出を何一つあげられず、一緒に過ごせた期間は本当に短すぎました。諦めきれずに入院させましたが、看取れば良かったのかと考えてしまうし、最後を看取っていれば入院させれば良かったのかと後悔していたのかもしれないし、今はどっちが正しかったのかわかりません。天国でたくさんご飯を食べて遊びまわっていることを願うばかりです。

残念ながらクーちゃんは天国へと旅立っていきました。とても悲しいことだけど、これが現実なのです。命あるもの…いつかは死を迎える。クーパパとクーママにとっては10日にも満たない時間だったけど、とても大切な時間を過ごしたんじゃないかなぁって思います。

 

ペットショップに引き取ってもらうのではなく、自らの手で育てようと決意したばかりの出来事。やりきれない思いでいっぱいかもしれないけど、クーちゃんに対する愛情は全力だったのではないでしょうか。俺はそう思う。。。
クーちゃんのご冥福を心からお祈りいたします。

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